6月5日のTOKYO FM「TIME LINE」で取り上げられていたスマートスピーカー。
ラジコタイムフリー http://radiko.jp/#!/ts/FMT/20170605190000
AI(人工知能)を搭載しており、スピーカーに向かって話しかけると音声認識で天気予報やスケジュールなどの情報を答えたり、リモコンのように機器の操作が出来るというものです。
Amazonが切り拓き、Googleも商品を投入、MicrosoftやAppleも参入していくスマートスピーカーは、果たしてブレイクするのでしょうか?
デジタルデバイスのインターフェースは、キーボード・マウスからタッチパネルと簡易化しており、さらに音声認識では人が声を発するだけで良いのですから、子供や高齢者にとっても負担がなく、デジタルデバイド問題の解決につながることでしょう。
また、家中の様々な機器の操作が一括で行えるようになれば便利ですし、増える一方のリモコンに悩まされなくなるかもしれません。機器ごとの使用方法や仕様の違いを吸収していくようになれば、人の学習コスト減少になるかもしれません。
一方、私達は便利さの追求やデジタルデバイスの進化に疲れてきていることも否定できません。「スマート~」と呼ばれるデバイスの中でも、支持を得られず消えていったものもありました。
また、音声認識という特性上、スマートスピーカーがブレイクするかどうかは、導入コストに対して利便性がどれだけあるのかに加えて、声を発することへの抵抗意識も大きな要因となりそうです。
特に日本人は屋外や公共の場で声を出すことに抵抗が強く、イヤフォンマイクあるいはSiriのような音声認識の利用が少ないように思います。街中でこれらを利用しているのは外国人が多いように見受けます。
もちろん、周囲への配慮を大事にする日本の奥ゆかしい文化や意識であり、素晴らしいことです。
スマートスピーカーは家の中での利用となりますので、声を出すのが恥ずかしいという意識は少なくなると思いますが、それでも気恥ずかしさはありそうです。