不在着信や新着の通知ランプは欠かせない…iPhoneを辞めた訳

昨年このブログでY!mobileのiPhone SEへMNPしたことを取り上げました。

私事ですが、このたびauのガラケー(フィーチャーフォン)からY!mobileのiPhone SEへMNP(モバイルナンバーポータビリ...
Y!mobile+iPhoneに乗り換えて、セットアップしていたところ2つの壁にぶつかりました。 二段階認証のSMSが一部...

それから一年ちょっと、このiPhoneを主に通話用途スマホとして使ってきましたが、通知ランプがないというiPhone共通の致命的欠陥がストレスとなっていました(さらに電話アプリの操作性もあまり良くありません)。
先日、仕事の電話の不在着信を長時間気づかないことがあり、これは潮時と思いiPhoneを退場させ余らせていた通知ランプ付のSIMフリーAndroid端末にチェンジ。ガラケーの頃から慣れ親しんでいた通知ランプの有り難さを身に沁みて感じています。

チェンジと行ってもお店に行く必要がなく、SIMを入れ替えてAPNなどを設定するだけ…のはずですが、ワイモバイルのiPhoneは専用SIM(n141と刻印)でそのままだとAndroidでは使えません。非公式ですがネット上にあるAPN情報を設定し無事使えるようになりました。

本来は機種変更や契約変更すべきところではありますが、そうするとiPhone向けの割引が消えてしまうという携帯業界お馴染み?の不自由な制約があったのです。私の場合は-1500円/月×1年弱残っており結構な額が影響してしまうところでした。

iPhoneに着信ランプがないことは10年前の日本発売当時から言われていたようです。https://discussionsjapan.apple.com/thread/10023802
未だ搭載されないのはAppleのポリシーなのか?意地なのか?わかりませんが、今後も期待薄でしょう。
ちなみに、フラッシュを光らせるという“小技”もありますが
https://trendy.nikkeibp.co.jp/atcl/pickup/15/1003590/042600269/
眩しすぎて実用的でない、と言わざるを得ないものです。

iOSもAndroidも初期から触れてますが、個人的にはAndroidの方が性に合う(ファイルアクセスが自由なことなど)ことも大きそうです。
iOSは初期の頃は確かに説明書要らずで使いやすいものでしたが、その後技術やサービスの進展に伴いどんどん増築を重ねており、設定の階層が深かったり分散しているといった状況で使いやすいとは言い難いものとなってしまいました。
Andoridも同様なのですが、iOSより継続性や一貫性を犠牲にしてドラスティックに変更したり、メーカーごとにカスタマイズしたりしているので、必ずしもiOSより使いにくいとは言えません。むしろiOSの方が使いにくい状況にもなってきています。

日本は様々な要因によって、世界の潮流とは逆にiOS(iPhone)が圧倒的なシェアを誇っているのですが、これは初期の頃のAndoridの操作性が悪く、しかも、スマホに乗り遅れた国内メーカーが品質の悪い製品を相次いで出してしまったことを、未だ引きずっているように思えます。
もっとも、Googleは個人のデータを用いてビジネスを展開しており、Androidを使っていると自分の様々な情報を否が応でもGoogleに提供せざるを得ない、という大きな問題があることは、言うまでもありません。

なお、ワイモバイルは購入後101日目からSIMロックの解除が可能です。オンラインだと手数料不要、画面に従ってIMEI番号を入力するだけという手軽なものなので、利用者はやっておいて損はないでしょう(SIMロック解除+割賦完済が中古高額買取のポイントに)。
https://www.ymobile.jp/support/process/unlock_procedure/

携帯料金の比較

この投稿をする時期には、官房長官の発言を契機に携帯料金の議論が再燃しています。複雑怪奇な携帯料金、端末に関わる割引やキャンペーンなどは考慮せず、端末と通信を分離し通信料金の月額支払額のみ比較してみました(税抜)。

条件:データ少量、通話定額、留守電

【ワイモバイル(大手サブブランド)】
スマホプランS(2GB/10分以内定額/留守電/Yahoo!プレミアム/ソフトバンクWi-Fiスポット)=2980

【IIJmio(ドコモ回線MVNO)】
ミニマムスタートプラン(3GB)1600円+10分以内定額830円+留守電300円=2730

【ドコモ(大手キャリア)】
カケホーダイライト(5分以内定額)1700円+ベーシックパック(~3GB/docomo Wi-Fi)4000円+SPモード300円+留守電300円=6300

結論:ワイモバイル(UQモバイルもほぼ同様)は2018年9月からデータ容量が増えたことにより、MVNO(いわゆる格安SIM)との価格差が縮まってきました。上述には含まれませんが、「データ増量オプション」が無料適用されていると+1GBとなり、更に縮まります。MVNOに比べて混雑時間帯の通信品質は優位なことが多いため、2年縛りなどの不自由さを気にしないなら一番良い選択肢かもしれません。
一方、MVNOは依然として最安値の選択肢となることが大半であり、通話定額や留守電が不要なら1000円台からスマホを持つことができます。通話用途がないならばデータ専用SIMで1000円以下にもできます。縛りがなかったり短期間だったりする自由さも魅力です。
そして、ドコモの高額さには驚かされます。3大キャリアはデータ容量が少ないと割高な料金体系ですので、実はライトユーザーに合わない面があります。3大キャリアは通信スペックやアフターサービスではサブブランドやMVNO以上ということが多いでしょうが、その分の上乗せがあると言えるでしょう。

【速度比較の一例(池袋ビル内で混雑時間帯の平日12:59)】
MVNOは通勤時間帯と昼時は厳しい状況ですが、ワイモバイルは今のところ高速です。特に昼時は多くの会社などが昼休みとなる12時台の1時間に利用が集中し、MVNOは総じて速度の低下が大きい時間帯です。それを耐えられるかどうか・実用上問題ないか、がMVNOにするか否かの判断ポイントと言えます。

ワイモバイル(DOWN32.7Mbps/UP22.0Mbps)

IIJmio(DOWN0.63Mbps/UP2.47Mbps)