持続化給付金で、初めて白色申告の個人事業主様のオンライン申請をご支援させていただきました。
青色申告は前年同月比なのに対して、白色申告は前年度の月平均売上額(前年度売上額÷12)と今年の対象月を比較する、という扱いになっています。
どうやら青色申告の方がデフォルト扱い、白色申告の場合は例外扱いのようで酷い話です。
オンライン申請時の金額を入力する項目も、青色申告を前提とした作りになってしまっています。
白色申告の場合は以下の箇所の項目名は本来赤字(当方が追記)が正しいことになります。前年度の月平均売上額(前年度売上額÷12)の計算で小数点以下は切り捨てとなります(四捨五入や切り上げだとシステムがエラー判定するとのこと)。
面倒ですが、フォームに入力する前にExcelの算定シミュレーションを行うのが確実です。
しかも、申請要領や公式ホームページ上の説明も、以下の通り間違っています。
持続化給付金の制度が急ごしらえだったため準備期間が短く詰めが甘いことは仕方ないにしても、青色申告に例外として白色申告を上乗せするような設計が誤りのもとになっています。青色申告と白色申告で方法を分岐すれば良い話と思いますが?
事務を受託している一般社団法人サービスデザイン推進協議会については様々な疑念が持たれており、コールセンターの電話も全く繋がりません(上記のような不備で混乱を招いているためでしょう)。税金が使われている以上、厳しい検証が必要です。